第7回 サマー・ホリデーの楽しみ方

6月にもなると英国もすっかり夏の陽気です。そろそろ夏休みの計画を立てないと、、、と少しせかされる気持ちになるのは、私だけではないと思います。

実際のところ、英国の人々はどのようなサマー・ホリデーを過ごしているのでしょうか? 2 、3週間の長期ホリデーは、スペインやフランスなど近郊ヨーロッパへ旅行することが最もポピュラーですが、それだけではないようです。

例えば、キャラバンといった自炊もでき、寝泊まりもでき、おまけにシャワーやトイレまでついているモバイル・ハウスを牽引しながら国内旅行などは、お年寄りから若者にいたるまでとても人気で、みな気軽に英国の美しい田園地帯を満喫しています。

とりわけ人気なのは湖水地方やコッツウォルズの丘陵地帯ですが、なかでも湖水地方は英国ナショナル・トラストにとっては聖地といわれているところです。皆さんもよくご存じの「ピーター・ラビット」の原作者ビアトリクス・ポターは英国ナショナル・トラストの運動に感銘を受け、その印税で取得した湖水地方の美しい田園地帯を将来もそのままの姿にとどめておくようにと、そのすべてをナショナル・トラストに寄贈しました。それは英国ナショナル・トラストが大きく発展するきっかけにもなったと言われています。現在は湖水地方の約40%以上がナショナル・トラストによって保護され、英国の休日には欠かせない保養地となっています。 

さて本題に戻りましょう、英国での人々の夏休みの過ごし方はとてものんびりとしています。週末だけのホリデーでは、お天気が良ければ文句ナシにピクニックです。ワインとチーズとパン。それにリンゴや紅茶や手作りのスコーンをバスケットに詰めて、近郊のナショナル・トラストへお出かけです。ナショナル・トラストでは、どこでもピクニック・エリアがあり、まず着いたらバスケットを広げてピクニック。そしてお腹が膨らんだところで、ガーデンやカントリー・ハウスの散策にでかけます。ゆったりのんびりとしたトラスト巡りは、英国の人にとっては幼い頃からの休日の代表的な過し方です。

 もちろん、ただ散策するだけではありません。夏ならではの野外コンサートやお芝居など様々なイベントがめじろ押しとなり、海外に行かなくてもカレンダーはそれらのイベントスケジュールで真っ赤になってしまうほどです。英国民の20人にひとりがナショナル・トラストの会員だということも、彼らの休日の過し方に大きく現れています。なにしろ年会費を支払えば、英国中におよそ 3 00以上あるナショナル・トラストのプロパティ(保存地)へフリーで入場できるのですから、、、。

今年の夏休みは思いきって、英国ナショナル・トラストを「はしご」する。まさに、英国ならではの、サマー・ホリデーかも知れません。

ナショナル・トラスト遍路展情報

今年の HENRO 展は下記の通りです。

National Trust 
HENRO 2005 an exhibition by Tkaumasa Ono 
Little Moreton Hall(Cheshire) 18 May - 12 Jun 
Hanbury Hall(Worcestershire) 25 Jun - 10 Jul 
Polesden Lacey (Surrey) 22 Jul ? 14 Aug 
Speke Hall (Liverpool) 19 Aug - 4 Sep 
Standen (West Sussex) 14 Sep - 18 Sep 
Osterley Park(London) 28 Sep - 16 Oct

会場では作家・小野琢正によるデモンストレーションや墨絵ワークショップもお楽しみ頂けます。詳細は下記までお問い合わせください。

英国ナショナル・トラスト日本人会

e-mail: mailto: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。">このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 (日本語可)

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