第 7 回 Berkeley Castle に行こう!(お城/イングランド/カーディフから車で約1時間半)

Berkeley Castleに行こう!

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さて今回はウェールズを出てGloucestershireのBerkeley Castle(バークレー・キャッスル)を紹介しましょう。 この城は1153年にRobert Fitzhardingが“とりで”を築いて以降,約850年もの間Berkeley家の人々に守られてきた非常に由緒ある城です。 イギリスの邸宅というと多くは17〜19世紀に建てられもしくは改築されたものが多いのですが,ここは古いノルマン様式を残し, 建築史の点からも貴重なお城です。 ウェールズとの国境に位置し,戦略的に重要な地であったここは,1327年には時の国王エドワード2世がこの城で暗殺されるなど, 歴史の表舞台にも登場し,シェークスピアや同時代の作家マーロウもその戯曲の中でこの城を登場させています。

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実際に城に入ると,まずCourtyardと呼ばれる中庭からして明らかに18〜19世紀の屋敷とは違う「古さ」を感じます。 重厚な美しさでまさに私たちが想像する「中世のお城」という感じ。 実際にエドワード2世が暗殺された部屋などもあり,夜毎幽霊がでそうな雰囲気です。 ヴィクトリア期のネオ・ゴシック趣味の人々を引き付けたのもうなづけます。 また部屋にはこの城に関わりのあったドレイク船長ゆかりのものも展示されています。 14世紀に建てられたGreat Hallのシンプルな美しさも印象に残ります。 説明係の女性が,ホール片側の壁は古い時代に建てられたもので,非常に厚くなっていることを教えてくれ, 戦いに明け暮れていた当時の社会の状況に思いを馳せました。

城の敷地には広い芝が広がり,高台にたたずむ城を見上げるような形になっています。 また城のすぐ近くには19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した庭園デザイナーGertrude Jekyll(ガートルード・ジーキル)女史が手がけた テラスガーデンがあり,バラが咲き誇っていました。城で開催されるイベントも多く,筆者が訪れた日は丁度Joustと言うお祭りがあり,多くの人で賑わっていました。 人々は中世の服を身にまとい(スタッフだけでなく,祭りに来た人にも有料で服を貸し出していました),中世をテーマとした音楽あり,寸劇あり,屋台あり,ショーありで中々楽しい。 天気も良かったので,ビール片手にみんな芝に座ったり,寝そべったりして見物していました。 このお祭りここ数年毎年夏に行われているようで,2005年は7月23,24日と30,31が開催日。週末に中世の雰囲気に浸るのも良いものです。

Berkeley Castle (Joust)
Cardiffからだと車で1時間半弱で着きます。コッツウォルズの美しい村々も近く,週末のドライブにはぴったりです。 車がない場合はBristolやGloucester等からタクシーもしくはバスも出ているようです。 詳しくは下記でご確認ください。

Berkeley Castle:  http://www.berkeley-castle.com/

Joust:  http://www.joust.info/

Traveline South West:  http://217.171.103.36/
(BristolやGloucesterからのバスの時刻表は上記で手に入ります。)

(狩野 記)

 

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