第25回 Dewstowに行こう!(ガーデン/カーディフから車で1時間弱)

Dewstow に行こう!

Dewstow1今回はちょっと変わった庭園をご紹介します。MonmouthshireにあるDewstow Hidden Gardens & Grottoesではなんと地下に洞窟を作り,そこに天井から外光を入れて庭(坪庭と言った方が良いかもしれません)を造っています。これまで多くの庭園を見てきましたけれど,地下に庭があるというのは初めてで,驚くとともになんだか洞窟探検のようなワクワク感も味わうことができます。地下ながら,シダやトロピカルな雰囲気を持つ植物が茂り,池には睡蓮が咲いていました。もちろん地上にもちゃんと庭があって,ボーダーなども中々に美しい。広々とした芝生からはBristol Channel(River Severnの河口と言うべきか?)がはるかに望めます。Duck Pondなどの池があるSouth Gardenは駐車場の近くにあるGrotto (人工的に造った洞窟)やNorth Gardenから少し離れており,歩道を通っても行けますが,地下道を通って行く事もできます。地上の芝生にところどころ採光の為の穴(ちゃんと金属の格子のふたがされています)があいているのはちょっと面白い感じです。天気の良い午後だったので,池の周りのベンチにぼーっと座り続けたいという誘惑にかられました。全体的にそれほど大きくはないので,1時間もあれば見終わってしまいますが,様々な要素をもつ愛すべき庭園と言えましょう。個人的にはとても気に入りました。

Dewstow2Dewstowは時代的にはEdwardian(1901-1910)の庭園に分類されます。1893年にHenry Oakleyという実業家(Great Western Railwayの重役)がこの土地を買い,熱心な園芸家であった彼は,潤沢な資産を使ってLondonのPulham & Sonという造園家にこの地下庭園を造らせました。Pulham親子は19世紀後半に風景式庭園を手がけて名をなした造園家で他にも彼らが造った庭園は多く残っていますが,「地下庭園」というコンセプトは珍しく,類を見ません。 Oakley氏には子供がいなかったことから,1940年の彼の死後,庭園は牧草地へと戻り,2000年にHarris家が土地を手に入れるまで長い間忘れ去られていました。2000年以降発掘調査が進められ,今に至っています。まだ公開されてそれほど時期が経っていないことからあまり本などで紹介されておらず,筆者の持っている地図には載っていませんでした。道路の看板も最小限度といった感じですので,行く前は下記のサイトで場所を確認してから行かれると良いでしょう。下記サイトでVoucherを印刷していくと1ポンドの割引が受けられます。園内のTea Shopでは食事はあまり出来る感じではありませんでしたので,食事をする場合は,併設のゴルフ場のレストランでということになるでしょうか。カーディフから車で40~45分で着きます。車がない場合も電車やバスで近くまで行くことができます。NewportやCaldicot,Severn Tunnel Junctionなどの駅からバスがでていますので,下記のTravelineで乗換え情報や時刻をお調べください。

Dewstow3Dewstow :  http://www.dewstow.co.uk/

Traveline :  http://www.traveline-cymru.org.uk/
(バス・電車の時刻は上記で検索できます。)

(狩野 記)

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