第30回 ウェールズ民族博物館に行こう!(博物館/ウェールズについて/散策/カーディフ市内)

ウェールズ民族博物館に行こう!


Museum of Welsh Life ウェールズ民族博物館

この博物館は、20ヘクタールもある野外博物館です。ウェールズ各地から解体して運び、ここで再構築した40余りの建物があります。たとえば、150-200年前の農家や製粉所、コッテージ、炭鉱夫の家、鍛冶屋、学校などです。過去400年にわたり、ウェールズの人達が、どんなふうに生活し、働き、娯楽を楽しんでいたのか、建物や展示品を見て、知ることができます。一番大きな建物は、セントファガンス城です。実際は、領主のお屋敷でした。ガイドブックには、庭園を含めて、全部で58か所の見学場所が、リストアップされています。入口を入ると、右側にカフェ、左側にお土産の店があり、二階は室内ギャラリーとレストランになっています。室内ギャラリーは、古い楽器や衣装、農機具などが展示されています。ギャラリーに入ってすぐの右側のテレビ画面が、ウェールズ在住の外国人の言語を紹介しています。壁面に全部で77言語紹介されていました。日本語のところで、ホームページ編集委員の松井みどりさんが、登場します。画面を勝手に早送りすることはできないようですが、私は10人目位で日本語の画面を見ることができました。

 見る場所が多いので、天気がよければ、のんびり散策してもよいのですが、展示品を注意して見ていくと、おもしろい発見ができます。例えば、次のような場所は、興味深いのではないでしょうか。

No9のLlainfadyn Cottage(リンヴァディンコッテージ)には、くつが4足あります。11人家族なのに、なぜくつが4足しかないのでしょうか。

No37のMaestir School(セントメアリー学校)は、初頭教育が義務づけられた時期の典型的な学校です。1880年から1916年に使用されていた建物です。入ってすぐの机の上に、WNと書かれた木の札が置いてあります。これはWelsh Notという意味で、学校でウェールズ語を話したら罰として首に下げさせられた物です。当時、家庭ではウェールズ語のみが使われていましたが、学校では英語の成績をあげるために、ウェールズ語の使用は禁止されていたそうです。建物中に博物館員がいたら、こうした展示品について聞いてみると、いろいろ説明してくれます。

No22 Workmen’s Institute(採掘工会館)は、誰がどんな目的で建てたのか、英語の説明が書かれたプレートがあります。ここは、炭鉱不の娯楽施設で、社交の場であり教育センターでもありました。劇場もあり、炭鉱不の家族がコンサートや演劇を楽しみました。図書室もあります。

No28 Celtic Village(ケルト村)には、2500年前の住居が再現されています。天井に煙を出す煙突が無いのは、火花が出ないようにするためで、天井にたまった煙は防湿効果と食べ物をぶら下げて燻製にする役割もあったそうです。知識豊富な館員であれば、いろいろな質問に答えてくれますが、中にはアルバイトのような人もいるかもしれません。

 No11のパン焼き場では、実際にパン生地をこねて、釜で焼いています。焼き上がりの時は、こうばしい匂いがします。焼き立てアツアツのチーズパンはいかがでしょう。食パンもあります。

No16のお菓子屋では、手作りの甘いファッジやいろいろな形のチョコレートを買うことができます。

 お子さん連れの場合は、入口の建物の横に、トラムパークがあります。すべり台や渡り棒などがあって、楽しく遊べます。

 日によって、特別なイベントが開催されていることがあります。また機織りや陶芸教室に参加することもできます。入口の受付でイベント情報が記載された案内をもらうとよいです。地図は、有料で30Pです。日本語版地図もありますのでお尋ね下さい。入場は無料ですが、駐車料金が£3.50かかります。

(記 2011年9月 田口)

Museum of Welsh Life, St Fagans Cardiff CF5 6XB


Tel 029-2057-3500 www.nmgw.ac.uk

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