補習校だより 2016年8-12月

雨でも楽しかった遠足

                                  田口知子

 「今までの遠足でこんなに雨に降られたことは、なかったのではないか」といったコメントが先生たちから出るほど、今回は、天候に恵まれない遠足日となりました。あまりの雨で視界も足場も悪くて、子どもたちの安全を心配して、いつになく気疲れしてしまったという声も、耳にしました。

私も遠足となると気がはります。まず気がかりだったのは、朝のバスの到着時間と子どもたちの集合でした。バス会社に、メールと電話で、一日の予定とピックアップの場所について念押ししておきましたら、当日はなんと8:30にはバスが補習校に到着しました。正門にバスが入ってくると、ケアテイカーさんが運転手に指示を出してくれて、幹部会の皆さんも、交通安全の目配りをしっかりと行ってくださって、安心しました。バスの運転手さんは、息子さんが横浜で英語の先生をしていて、自分も何回か日本に行ったことがあると、フレンドリーな会話をかわして、楽しい気分で遠足へと出発しました。

バスは予定通り、蒸気機関車に乗るパント駅に10:00過ぎに到着。雨でせっかくの緑の風景が見えないので、車内で、南ウェールズの炭鉱の歴史や蒸気機関車の話をして、間をもたせることにしました。ウェールズの炭鉱の話をすると、いつも「わが谷は緑なりき」という映画を思い出します。1941年の作品で、アカデミー賞の作品、監督撮影、助演、装置の5つを受賞し、ジョン・フォード監督の名作の一本です。悲喜こもごもの炭坑夫の家族の物語が情感豊かに描かれています。

 蒸気機関車から降りると雨のプラットホームで、バスの運転手さんが待っていて、「駅舎の中でお弁当を食べてもいいそうだよ」昼食の場所を心配してくれていたようで、うれしい気遣いでした。カバーサパークに部屋を予約していることを伝えると、ほっとした様子で、すぐにバスを駅舎の前に回してきてくれました。

 子どもたちは、遠足を通して、どんなことが心に残ったでしょうか。たとえ予想外のハプニングがあったとしても、困ったことや失敗体験は、次への生きた学びになります。お友達の優しさに触れたり、上級生が下級生の世話をしたり、校外学習にはいろいろな意義があります。今回は中2がバスレク(バスの中でのクイズ)を担当してくれたのも、よかったです。雨でも大丈夫な場所となると、行き先が限定されてしまいますが、子どもたちには遠足を通して、いろいろなことを学んでほしいと願っています。

 今回集合時間を8:45に設定し、早朝の出発となりました。保護者の皆様にも、ご協力いただき、お陰様でスケジュール通りに、安全に楽しく遠足に行ってくることができました。同行してくださった保護者の皆様にもお礼申し上げます。(2016910)

朝の発表活動を実施中

                                  田口知子

 二学期に入って、朝の時間を使って、発表活動を続けています。教科書学習で培ってきた読む力と書く力を実際に応用していく学習活動です。

 先日は、朝会で、小3が身近な所で見つけた記号について、発表しました。考えたり調べたりすることで、社会を見る目が育ってきている点を頼もしく感じました。まとめには、調べて分かったことや考えたことが、きちんと述べられていました。今は小2が、自分の好きなことについて、発表しています。発表活動は、場数をふめばふむほど、度胸がつき、自信も育ちます。

 小4から、毎年実施しているポスターセッションも、年々、上達が感じられて、うれしく思います。ポスターを指さしながら、説明できるようになり、質問に対しても落ち着いて答えることができます。分からない質問への対応の仕方も心得ていて、なかなかのものです。

 皆、とても意欲的に発表活動に取り組んでいます。毎回、保護者の皆様が、興味を持って聞いてくださるのが大きな力になっています。

 現在、朝会はメインホールで行っています。いつもは子どもたちの後方で、朝会に参加される保護者の皆様が、今は子どもたちの横に座られていますので、普段より近い距離で、お話ができます。子どもたち向けの話に、大人の皆さんがうなずいてくださったり、まっすぐな視線を向けてくださるのは、とても励みになります。後で、その時の話題について、コメントしてくださるのも、うれしいものです。大人でもそうなのですから、子どもたちにとって、聞く人の真剣な姿は、おおいにやる気と勇気を与えてくれます。

 朝会は、子どもと大人が、何かについて一緒に考えることができる機会として、大切な時間だと考えています。子どもと大人が全員そろって、朝会に参加し、元気に一日の始まりを迎えられますように、ひき続き、ご協力のほど、よろしくお願い致します。(20161015)

大盛況だったバザー

                                  田口知子

 先週のバザーは、お陰様で大盛況でした。当日の校舎状況を見るまでは、開催場所を決定できず、二つの案を考えて準備をしていました。朝、コモンルームで開催できることが分かった時は、ほっとしました。

 提供品や持参物の準備、当日の運営・販売、片付けなど、保護者の皆様、幹部会の皆様のご尽力に、心より感謝申し上げます。学校当番の皆様は、受付係の他に、校舎の入り口やバザー会場までの道筋の要所要所に立って、安全監督をしてくださいました。時に雨がぱらつき、肌寒い日にもかかわらず、笑顔で子ども達を見守ってくださる姿に、胸が温かくなりました。

 国際ご家庭のお父様方も何人か、販売品の片づけやゲームコーナーなどをお手伝いくださり、大変ありがたかったです。子ども達もお父様方の姿を身近に見て、うれしかったことでしょう。さいふをしっかりと握りしめて買う物を考えていたり、お家の人と相談をしたりしている子ども達もいました。中には「これ昨日、お母さんが準備していた」と教えてくれる子どももいました。

今回は、各コーナーの担当人数を調整しました。実際の運営を通して、もし何かお気づきの点がありましたら、お知らせください。次回への検討事項にさせていただきます。次回は、三月の開催を予定しています。三月は、「男の手料理コーナー」が登場します。去年は、日本人会の皆様も応援して下さり、カレーや焼きそばパン、スープ、だんご・・・など多彩なメニューが登場し、私も子ども達と一緒にわくわくしました。

 高校生になった生徒の皆さんやその保護者の方々が、顔を見せてくださるのも、バザーの楽しみの一つです。お買い物にもいろいろな方がお出でくださいました。こうした人と人の輪は、補習校にとって、大きな財産です。

バザーは、子ども達や補習校を思う方々のいろいろな思いが、いっぱいつまっている素敵な一日だと思います。今回、中学生がバザーの案内ポスターを作り、よびかけをしました。次回は、生徒が参加する店(ゲーム)のコーナーがあってもよいのではないかと、職員会で話題に出ました。子ども達にとって、新たな楽しみの一つができるかもしれません。次回もとっておきの一日になりますように。

(2016115)

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