補習校便り 2010年12月

補習校だより 2010年12月

有意義な冬休みを

田口知子

 これから冬休みが始まります。ご家族の皆様で、いろいろな計画がおありのことでしょう。お正月は、お子様に日本の文化や伝統を伝える絶好のチャンスです。年越しそばに、お雑煮、おせち料理。それぞれの食べ物に、どんな意味がこめられているのか、お子様にとってはきっと興味深い話題になると思います。また、おじいさんやおばあさんに年賀状を書いてみるのもよいことです。来年の干支が、うさぎであることを知れば、干支やお正月の風習について、もっと知りたくなるかもしれません。 漢字検定協会が年末に、その年の世相を表す漢字を募集しています。これを、家族の一年間におきかえて、家族の一年間をあらわす漢字を考え合ってみるのもおもしろいでしょう。あるいは新年の抱負を漢字一文字にして、書き初めをすることもできます。新年らしい演出をいろいろ工夫できそうです。

 年が明けると、いよいよ学年のしめくくりとして大切な三学期になります。冬休みが息抜きの時間だけで終わってしまわないように、今までの学習のおさらいをしておくことが大切です。宿題のほかに、漢字や計算ドリルを仕上げておきましょう。さらに余力があれば、教科書の全文書き写しと取り組んでみるとよいです。文章を原稿用紙に書き写すことは、言葉の力を磨く上でとても効果的な勉強方法です。最近漢字は打つもので、手書きする機会は少ないですから、時には大人も書き写しをしてみてはどうでしょう。

 書くことと取り組んだ後は、ぜひ、読書の楽しみを味わってほしいと思います。本の世界が楽しいものであるということを知ると、子供は進んで本を読むようになります。高学年では、伝記やノンフィクションを読むと、将来の仕事や自分の生き方について考えるきっかけにもなります。

 そして、最後は話す力についてです。語彙力を高め、日本語のリズムを体得するには、教科書の音読が効果的です。ただ何回も音読するのは、飽きてしまいますから、時間を計って行うとよいです。例えば三分間でどこまで読めたか、印をつけておいて、毎日練習するうちに、スピードアップされてきます。あるいは、読み間違ったりつまったりしたら、最初に戻るというルールを決めて取り組む方法も、緊張感をもって取り組めて、集中力が鍛えられます。音読後は、教科書の文章を使って、質問ゲームをします。質問を考えて、それを伝える訓練になります。

 ご家族の皆様で、寒さに負けず、お元気で年末年始をお過ごし下さい。そして有意義な冬休みを。(2010年12月11日)

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