校長先生の日々22 夏のわくわく体験

校長先生の日々(22) 夏のわくわく体験


 一学期の終業式に、子供たちに夏休みの目標について話をしていました。①元気で過ごそう②わくわくすることをたくさん見つけよう③勉強のブランクを作らないようにしようの三つです。低学年の子供たちも、私の話をよく覚えていて感心しました。どんな目標だったかと質問すると、一番に出てきたのが、「勉強すること」。頼もしい返事を皮切りに、どの子にも成長が感じられ、元気いっぱいの初日を迎えることができました。
 夏休みの成果は展示して、みんなで見合いましょうと朝会で伝えたところ、休み時間に、さっそくいろいろな成果が展示コーナーに並んでいました。自主学習ノートや生き物観察レポート、日記帳、夏休み新聞などです。小石を使った絵のアートも素敵です。
 続けて、私の夏休みのわくわく体験についても、話をしました。8/12のペルセウス座流星群(私には初めての1時間に7個)と7/31のブルームーン(同じ月に満月が二回見られる稀な現象)についてです。
 勉強兼わくわく体験が、実はもう一つあります。それは7月19-21日にカンタベリーで開催された現地採用講師研修会に参加したことです。英国地区の補習校10校の先生達と共に、「書くこと」の効果的な指導について研修しました。外務省からの補助枠や、平日開催の点から、参加人数や参加できる人が限られるのですが、二日間研修に専念できる機会は、大変恵まれています。
 今回、指導講師の先生との雑談中、心ひかれる言葉に出会いました。「研修に行く先生方には、帰りに時間をとって、観光してきなさいといつも言うんですよ。新しい場所で、見聞を広げることも大切なことですから」今までは、研修会が夕方に終わると、すぐに帰路についていましたが、カンタベリーは初めてでしたので、ついでにもう一泊することにしていました。翌日、市内観光でパントという小船に乗り、ゆったりと川を進むと、パイクという大きな魚やカモの巣を間近で見ることができ、わくわくしました。深さ50cmほどの浅い川に、ひものような水草の葉が、澄んだ水の中を、ゆらゆら伸びています。川底がチョーク質なので、汚れが濾過されるため、水がきれいなのだそうです。漕ぎ手の人から、その土地の話をいろいろ教えてもらって、なるほど、これが見聞を広げることなのだとうれしくなりました。机に座ることだけが勉強ではなく、わくわく体験もまた、学びの宝庫であると、改めて実感した研修会でした。
(2015年9月)

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